本読み、音楽、アニメ、ゲームなど……じぶんのためのメモ的なものを、気まぐれに載せています。

2014年5月2日金曜日

「知の広場」「かくれんぼ・毒の園」「15分あれば喫茶店に入りなさい。」

23:26 Posted by どぼん , , , 10 comments

04/21 : アンニョリ「知の広場」

◆勉強をする人たちのお堅い場所だと思われがちな図書館。それをすべての人びとに開放し、居心地の良い場所にしようという著者の試み。図書館の文化的な価値を見つめ直し、図書館の未来を切り開くための具体的な設計をしっかり組み立ててゆく様子がとても面白い。(後日引用文を載せます)

04/28 : ソログープ「かくれんぼ・毒の園」 他五篇

 ワローヂャは勤勉な子で、噂では才能のある子だそうである。ところが、今日という今日は勉強をするのが彼には大儀なのである。どの学課にも手をつけず、何かしら不愉快なことを思いうかべた。その課目の教師や、教師が通りすがりに言いすてて、感じ易い少年の心の底に消しがたいものを置いていった乱暴な毒舌が、いまさらのように胸にうかぶのであった (本書より「光と影」, p. 63)。
◆ひたすら描かれる厭世と死の物語。純粋な子どもに厳しい仕打ちを加える大人、なんの変化もない平坦な生活や、半ば滑稽なかたちであっけなく死を遂げる俗物の存在は著者の厭世的な考えを物語っているかのようです。他方で、少女の純粋な死や、愛と死の重なりが美しく描き出される。なんとも不思議だなと感じた。

05/02 : 斎藤孝「15分あれば喫茶店に入りなさい。」

 喫茶店にわざわざ何百円ものお金を払うのは、コーヒーではなくて空間を買っているからです。「リラックスしていて、なおかつ生産的」な、その空間で、少しでも前進するための思考を巡らせるべきなのです(本書, p. 37)。
◆主婦に社会人、いろいろな人のための喫茶店有効活用術の本。日常にビジネス、会話に商談、一人での思考に仲間との議論、いろいろな人が集まるのが喫茶店。そこは独特の「ライブ感」のある半公共的な空間だ。著者によれば、こうした空間が創造的な思考にとても適しているという。たとえば、日ごろから自分がこなすべき課題を見つけておき、喫茶店で片づける。そんな著者の「喫茶店タクティクス」には1分1秒も無駄にしないという強い意志が感じられる。◆けれど、喫茶店などはあくまで「半公共的な空間」。道具を広げて勉強したりするのは半公共的空間の「自宅化」。この点についてもたびたび警告している点は見落とされるべきではない。

10 件のコメント:

  1. しばらくこちらにお邪魔しなかったあいだに
    たくさんの本を読まれたのですね!びっくりしています!

    どれも読んだことがないので (嘘ではなく)ほんと勉強になりました。
    どヴぉんさんの言葉つきなのでわかりやすく、興味がわいてきますよ。

    「知の広場」、実際の試みを知ることができるのは実に興味深いです。
    最近の日本の 充実したサービス と呼ばれるものとは全く違うでしょうし、
    家に図書室がほしいと思ってる私にとっては(!!)ためになりそうだ!(夢のまた夢

    本が好きということもあって、図書館は結構活用していたんですけど
    なんか 身分証明求められたんですよ(え たぶん不正利用対策かなと思います。
    驚きました。と同時になんか悲しくなって 利用したくなくなってしまったんです。笑
    怪しまれてると思うと…それから行ってません。 そんなに宇宙人に見えますかい涙

    「コーヒー・ハウス」なつかしさを感じました笑
    コーヒーが好きで、コーヒー関連の本をずいぶん前に読んだとき
    このコーヒー・ハウスについても説明されていた気がします。
    この本はコーヒー・ハウスに焦点を当てているのですね、この本知らなかった!
    私が読んだ内容とはまた違った角度から コーヒー・ハウスを知ることができそう。

    「内向型人間の時代」日本でヒットしている本なのか…これまた知らなかった!
    ”自分の特性を受け入れ、自分とうまく折り合いをつけてゆくことであって、自己(の特性)を否定して外向型人間になろうとすることではありません。”
    というところ まさにその通りだと思います。自分の理想や理解できるかどうかが関係してくると なかなか実行できないこともありますよね。
    でもこの本で、たくさんの日本人が自分らしさと自分らしくを見つけられたことでしょう。
    私は病気じゃないかなー変なんだけど この疑問解決するヒントがこの本にあるだろうか。

    知ったつもりでいろいろ書いてしまいましたが
    私にとって難しそうな本でも 見かけたらちょっと読んでみよう。
    なんたってどヴぉんさん紹介の本たちですからね 信頼できます。
    まだ読んでいない本が部屋にたくさんころがっているので そちらから早めに片づけなければ汗

    喫茶店いいですよね~ あの雰囲気に浸りたくて特段用事がなくても出かけたくなったり。
    今身近にお気に入りのお店が見つけられなくて チェーン店の出番のほうが多いです。。。

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  2. コメントのためにお風呂のなかで脳内整理してきました(笑)

    電車のなかやら喫茶店やら、あらゆる時間に本を読んでいますけど、読んでいるときに頭が回転しているかは怪しいものです。

    内容要約というよりは個人的感想的に書いてしまったので分かりづらいと思うのですが、「知の広場」は面白いです。図書館の根本的な革命といった感じです。

    身分証明ってなんでしょうね・・・時と場合によってはすごい失礼ですよね。ほかではバスの運転手などがそうですけど、職員によって接客が全然違う図書館だったのかもしれませんね。

    「コーヒー・ハウス」は日本とはまた違った使われ方、政治などの拠点になっていたというのがとても面白いですよね! 純粋にコーヒーを味わう場所から始まったのかと思いきや、そうでもなかったという。

    「内向型人間の時代」は、新聞で書評が書かれたり、NHKのニュースで著者のインタビューが取り上げられたりしています。その部分についてさらに書くと、自分の特性を受け入れて、信念(コア・パーソナル・プロジェクトと書いていますが)をもつことで、はじめて「その特性を超えた自分を演じることができる」というのですね。そして、演じたあとは「本当の自分を取り戻す時間をつくる(外交的に振る舞ったなら、そのあとにあえて孤独な時間をつくるとか)」ということが、折り合いをつけるという意味なんです。それは、「外交的にならなきゃ」というような自己否定とは全然違うんですね。

    Stさんが変な人と思ったことはないのですけど、一人が好きというような人にとっては参考になる本だと思いますし、力強く背中を押してくれる本だと思います。この本の内容は、この動画に凝縮されているといってもよいので、この動画をご覧になって面白いと思ったら、お読みになることをおすすめしたいです(http://digitalcast.jp/v/12275/)。

    ぼくも知ったかぶりで書いているので、メモの内容は保証しません(おい) Stさんの読書案内もお待ちしていますよ(^^) 喫茶店の雰囲気というのは不思議なものがありますよね。チェーン店でも、良い雰囲気のところがたまにあったりすると嬉しくなります。

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  3. -------
    さっき「打ち込み日記 -  「海の上…」ところで
    コメントしたかったんですけど 操作を間違っちゃったかな
    公開ボタン押しても公開されなかったっぽいので こちらにくわえさせてください。
    たった二行… 大したコメントじゃないですけど…
    ”4人ですか!! それは息を合わせるのがとっっってもむずかしそう!!びっくり!!

    私の場合ですけど 初めてどヴぉんさんのを聴いたとき 迫力感じました( ̄ー ̄)”
    -------

    こんなにもしっかりと
     読み終えた本に関して自分の言葉で説明できるのですから
    頭は常に回転してますよ!
    私ももっと本と一緒にいたいんですけどね なっかなか。集中力もますます落ちてきたし。

    URLありがとうございます。後で見てみますね☆
    恥ずかしながら、テレビのほか紙の新聞も見ないので
    サッパリ「内向型人間の時代」の存在を知らなかった・・・
    さらに詳しく書いていただいた部分、なるほど!です。
    本探すときも、自分が求めているところしか見ないし目に入ってこないから
    どヴぉんさんの読書案内、本当に参考になるし勉強になってます!
    自分が目を向けるところだけに 自分の興味を引くものがあるとは限らないですものね♪

    というか、どヴぉんさんの説明がね うまいから、興味がわいちゃうんですよね。
    困ったな~~笑

    どヴぉんさんの読書案内がすごすぎなので、私…かなり尻込みします。笑
    私が読む本は偏っているし… どう考えても公にして喜ばれるものではなさそうですが
    勇気とやる気が出てきたら、感想文頑張ってみようと思います笑

    お風呂は心も体も そして頭の中もリフレッシュできていいですよね~~♪

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  4. うーん、ぼくもたまにあるのですが、原因がよくわかりません。ふたたびテンプレートを変えることを考えています。

    4人といっても、一人ずつ多重録音してゆけば問題なさそうですね。実演は難しいでしょう。そう言って頂けると励みになります>< (叱咤も大歓迎ですけどね)

    stさんのプロフィールを拝見したのですけど、お気に入りの本というのがまたすごいですね。僕の読書案内はかなり冗長だと思います。「冗長なのは理解していない証拠だ」と厳しい人に怒られそうです。さておき、Stさんなら本の内容の要約ぐらいたやすいことだと思うのですけど、文章量が多ければそれだけ時間がかかりますよね。要約+感想が面倒であれば、感想一言だけでもぼくには参考になります(書く人の手間に対して、読む方は楽なものですね^^;)。ガトメの日記で少し触れるだけでも結構ですので、お時間があればぜひ。ひそかに楽しみにしています。

    (ぼくは電車のなかでも、ほかの人が本を読んでいれば「どんな本か」、勉強をしていれば「なんの勉強か」と興味を持ってしまう変人なのです^^;)

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  5. 大したトラブルではないので気にしないでくださいね♪ テンプレートは当分このままがいいです。オシャレで落ち着くし気に入ってます!+゚ テンプレート変更は、どヴぉんさんがまた気分転換したくなったときに☆

    なるほど。4人分担でだれがどこ担当になるかさっぱり想像できませんが あんな風にまとめられるなんてすごいなぁ~ かっこいい。

    わかりますその気持ち。いや変ではないですよ全く。 ほかの人が何読んでるかなー私もチラリ気にします。気になりますよね笑 きっと自分がこだわりを持って取り組んでいることは、ほかの人の場合どうなのかな も気になるんじゃないかなーと。 私は今も昔も勉強関連はダメダメなんで 人が勉強しててもそんなに気にしませんが どヴぉんさんは勉強のほうもかなりすごいでしょうから 気になっても決しておかしいことではないです!(断言

    「内向型人間の時代」の動画見ました!とっても興味深かったです。しかも堅苦しくなくやさしい。 人が一つの面だけを持っているのではない、という考えも根本に含まれているのは安心できますね。 私はどうも何かほかのものに染まるのが嫌で、そのせいで あんまりよくない気がするんです(意味わからん なのでこの本からいろいろ学べば、なんか妥協できそう(´ω`)(余計意味わからん

    素敵な本を教えていただいて、またまたありがとうございます♪ 実は…この本を書いたのは男性だと思ってた勝手に もっと年が上の。 女性だったとは!!(説明で触れられていて読み落としていたらすみません。 手に入れたいリストに早速っ☆ 前どヴぉんさんに教えていただいたジョークの本もまだリスト内にあるんですよ 読まなきゃならない本をさっさと片付けて、新しい本を手に入れるぞーおおー

    独り言(( あれ?うそほんと? 不安になってきた。 どヴぉさんがそんなふうに思ってくださるようなこと お気に入り欄に書いていたかな!!? いやいやどヴぉんさんの興味をひくような内容は 私のプロフィールには絶対存在しないはず…焦 何を書いたか(すっかり忘れた)、後で確認しておかなければ…(゚Д゚;)コワワワワ ))

    いやいやいやいや コメントもまともに書くことができない私が要約なんて… ま 私のびっくりがっかりレベルの感想文をアップすれば どヴぉんさんがどれだけすんごい読書案内をしているか証明されるわけだから それはそれでいっか。(めずらしく前向きな考え方

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  6. Enduring movement は、終始一貫したパッセージと伴奏に、ほかのパートを付け加えたというような印象を受けますね。

    ***

    そうですね。自分がやっていることをほかの人はどうしているかというのは、とても気になります。読んだことのある本(それも、ちょっとだけ一般的ではない本)を見かけると、ちょっとニヤっとしちゃいますよね。Stさんの優しいフォローにどれだけ助けられたことでしょう(笑)

    ***

    著者名は書いたのですけど、女性(しかも著者自身が内向型人間)だということは書いていなかった気がします。自分ではない自分を演じているような気分に陥る不快感は、まさしくこの本が扱っている問題だと思います。演じている自分と本当の自分のあいだで妥協するための根拠、方法を与えてくれます(←英語の直訳文みたいな文章^^;)。でも! ご紹介した映像だけでも十分必要な部分は詰まっているなと思いました。

    ***

    「要約ぐらいたやすいことだと思った」と書いたのは、やはりStさんのプロフィール、趣味の幅広さです。いろいろなものに触れていらっしゃるんだろうなと思いました。音楽にしたって、ぼくなんか演奏家もろくにしりませんからね(@@)

    ***

    Stさんのすごさがさりげなく見え隠れしますね・・・どれほどの本を処理されているのでしょうか! ちなみに、僕の部屋にある僕の本は、50冊もないと思います。肘から指先ぐらいの本棚2段分という少なさです。これこそびっくりがっくりです(笑)

    ***

    いやあ、こんなのが何かの案内になるのなら、読んで下さる方の理解力が恐ろしく高いということになりますね。ひそかに楽しみにしています。”ひそかに”なので、いますぐに書いてくれということではありません。本を読んでいて、なにか感じたときにぜひ。

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  7. あ自分のプロフィール見直さずに来てしまった。まいっか。(・∀・)

    なんと 恐縮するレベルです…どヴぉんさんが感じてくださっているような良い点は私にはないです…残念ながら(´д`、) どヴぉんさんのほうがはるかに、良書を選りすぐって読んでらっしゃるし、音楽もご存じで。+゚ どヴぉんさんのプロフィールに書かれている音楽も、3人(人か?人なのか?)くらいしか知らないし、絶対どヴぉんさんのほうが知識豊富ですって!!!!(必死

    もう50冊近く?すごいですね。 今は図書館をめっきり利用しなくなったので、部屋のスペースと読んでない本たちを考慮しながら買い求めてます。 本棚の説明がこれまたわかりやすい☆ 手に入れる本のサイズをきちんとチェックしていれば、たくさんの本もコンパクトにまとまりますよね。どヴぉんさんさすが賢い!! 私のはバラバラ(´ω`)なぁぜぇかッ大きいのも多く…重すぎて読むの休んでる本もあります(怠け者 ほしいときだけでなく、できるだけ安いときを狙うから、すぐ読めない本がたまっちゃうみたい。がはは たいした数ではないです。そいえば何冊あるか数えたことなかったな~(結論遅ッ!!

    またまた気を遣わせてしまいましたね。やさしいコメント、いつもありがとうございます(´∀`) どヴぉんさんの趣味、日常の活動のほうが素晴らしいですよ。周囲にもしっかりと目を向けてらっしゃるし、行動力に脱帽。

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  8. 本の選び方は適当で、選りすぐっているわけではないのです(^^;) 書店で平積みになっていたり、レビューを読んで面白そうだと思ったものを選んでいるだけなんです。50冊は本棚としてはかなり寂しいですし、もっと捨てて半分ぐらいにするつもりです。

    大型の本は憧れます! 重みがあるというのが存在感を感じさせてくれますね。1冊ぐらいは持ってみたい。けれど高いし重い・・・ということで買うのを断念しちゃいます。無念。

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  9. 処分しちゃうんですか!でも 読み返さない場合は、新たに読んでもらえる機会を与えてあげたほうが、本たちも喜びますものね♪

    私は高い本は買わない(買えない笑)ので、書店で衝動買いとかできそうなどヴぉんさんがうらやましい…(´∀`●) けっこう中古も買います。中古じゃないと手に入らない本も多いので、前の所有者の方が手放す覚悟をしてくださったことに、感謝してます。でもでも…ポイントや割引なども積極的に気にして買うんで、ちょっと失礼かな。筆者の方々に感謝の気持ちをあらわすために、通常の注文方法・値段で手に入れたいところですけれど、ま それはいずれ・・・(謎

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  10. もともと本を買う方ではなかったのですけど、最近になって、手元に置いて繰り返し読みたい本はごくわずかなのだということに気がつきました。それまでは買って読んでいたために一度読んだきりの本も多くて、これらの本を処分する予定です(^^;)

    手に入らない中古本に注目するのはちょっとした通ですね。古本だと、前の持ち主の方の書入れがあったりして、それがまた面白いのですよね。連絡先を書いている本もありました。

    そうですね、ぼくも、定価で買うのはいずれ・・・(おい!

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